2017-09-07

O-157について誤解のないように…

埼玉県、群馬県でポテトサラダを食べた客が

O-157に感染したということでひとしきり騒ぎになりましたね。

そういえば菅直人が農林省の大臣かなにかだったころにも

O-157の感染が広がったために騒ぎになりましたね。

あの時はカイワレ大根が犯人の汚名を着せられ…

今回はポテトサラダが汚名を着せられそうです。

なので彼らの濡れ衣をきちんと晴らしておこうと思います。

O-157とは、すなわち腸管出血性大腸菌という大腸菌の一部です。

なんとも恐ろしい名前の大腸菌なんですが

「大腸菌」なんです。

基本的に大腸に住んでいる菌なんです。

でも人間の大腸じゃないんです。

牛の大腸にふつうに住んでいる大腸菌なんです。

それが人間に入り込むと重篤な感染症を発症しうるんです。

さて…

勘の良い方はもうおわかりかもしれませんが

O-157の感染源がカイワレ大根やポテトサラダのはずがないのです。

だって保有しているのは牛なんですもの。

もしもカイワレ大根やポテトサラダが汚染されていたのなら

問題は「いつ、O-157を保菌している牛と接触したのか?」のはずです。

犯人は牛なんです。

今回の埼玉・群馬のポテトサラダの件でも

高崎市の製造工場からはO-157は検出されず…

店舗のトングなどからもO-157は検出されず…

TVニュースでは「感染源はいまだ不明です!」なんて堂々と言ってますが

これ、どう考えても輸送ルートが感染源じゃないでしょうか?

牛(牛肉)と一緒に運んだかあるいは

牛を運んでO-157に汚染されたトラックなどで運んだか…

そんな風に思いますよ。

ちなみに当事者となっているスーパー“でりしゃす”は

県内のスーパーなどで売れ残った野菜を利用して

惣菜などに作り変えて販売している下請け格安スーパーです。

小生はスーパーのお惣菜なんてまず買わないんですが

買ってる人はいっぱいいますよね…
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2016-10-01

「わたし、キッチンドランカーになるかも」

先日、地元のお寺のイベントに参加してきた際に

カフェ型トークの時間にある女性が言ったことばです。

その女性は仕事も子育てもしている普通の女性ですが

毎日、仕事が終わって帰ってくると

夕食の準備をしながら飲酒してしまうのだそうです。

決して多量ではないのですが

やめようと思いつつ毎日飲んでしまうので

将来、キッチンドランカーになってしまうのではと心配していました。

さて、どう対処しましょう?

「どうして毎日飲んでしまうのだと思いますか?」

って聞いてみました。

どうやら、仕事が終わって帰宅して

そしたら夕食の準備をしなきゃいけないから

仕事のテンションというか流れがずーっと続いてしまうのだそうです。

それで、仕事は終わったんだという実感というか区切りというか、

そういう気持ちの切り替えをしたくて飲んでしまうのだそうです。

なるほど、忙しい現代人は

自分の気持ちを自分で切り替えることもなかなかできないのですね。

なので気持ちの切り替えと、いったん休憩するという意味で

瞑想をやってもらうことにしました。

別に胡坐を組んで何十分もやらなくていいと思うので

5分くらい、瞑想音楽を聴きながらぼーっとする

そういう感じをお勧めしました。

今やYoutubeとかiTunesでさまざまな瞑想音楽を入手できます。

ソルフェジオとかバイノラルビートとかいろいろありますよね。

そういう手段を使って、ぱっと脳波の切り替えをするだけで

だいぶリフレッシュできると思います。

2016-09-20

「肉食」は体に悪い

肉を食べること(過食)が健康に悪影響を及ぼす…

この事実はいまから数十年前に遡る

アメリカ上院議員の調査

「マクガバンレポート」で明らかとなったことです。

そのあとに中国人を対象に行われた生活習慣と疾病に関する調査

いわゆる「チャイナスタディ」でも

肉ばかり食べる食習慣が

心血管系疾患、癌、アレルギー疾患などの原因であることが

明らかとなりました。

ある意味で今回の内容は

もう数十年も前に結論が下った話です。

しかしながら世の中には

「肉を食べると元気になる」

的な風説が流布していますし

また、低炭水化物ダイエットブームも手伝って

世間の人々はより一層

「低炭水化物・高タンパク質」

な食生活を心がけているようです。

これは非常にゆゆしき事態なのですが

最近読んだレビュー論文で

「肉食の癌におけるリスク」を

メタ解析したものがありましたので

そちらを紹介したいと思います。

そのレビュー論文では基本的に

肉を多量に食べるグループとあまり食べない群

の比較を中心に調査されているわけですが

過剰摂取によって癌とのリスクが示されたものは

① 赤身の肉

→大腸癌、肺癌、食道癌、胃癌、子宮がん、非ホジキンリンパ腫

② 加工された肉

→大腸癌、食道癌、胃癌、膀胱癌

③ 家禽(鳥)肉

→腎癌

などです。

このほかの調査で明らかになっていることは

・毎日50g加工された肉を食べると大腸癌のリスクが18%増加する

・毎日100g赤身の肉を食べると大腸癌のリスクが17%増加する

などです。

このレビュー論文の著者らは

「赤身の肉あるいは加工された肉の摂取は週に300g未満にするべきである」

と結論づけました。

これらの肉の“過剰な摂取”によるリスクは

“あまり摂取しない人”と比べて1.1倍から1.2倍程度と

人によっては「大したことないじゃん」と思うかもしれません。

しかし、アメリカでは癌になる人の数が減り続けているにも関わらず

いまだに新規癌患者が増え続けている日本…

そして世間を見渡せば

焼肉だろうがしゃぶしゃぶだろうが

やたらめったら「肉食べ放題」の外食店が増えている今日この頃

「遺伝子を調べて癌になるリスクを評価する」

とかいう新手の医療ビジネスに無駄金を注ぐ前に

生活習慣を見直すことの方がはるかに重要なのは

誰の目にも明らかでしょうね。

2016-07-28

アンチエイジングは必ず失敗する

科学が進歩してというかなんというか

世の中では「アンチエイジング」というものが流行っているようです。

アンチエイジングとはつまり

老化現象に対抗してあれこれ策を講じることで

実年齢よりも若くいようとすること…

つまりまぁ血液検査とか骨密度とかなんでもいいですけど

なんらかの基準を設けて、それが自分よりも

若年の世代と同等であるように努力すること

というようなことでしょうか。

文字にするとややこしくなりますねぇ。

それで、まぁいろいろなサプリメントとか

食物中のファイトケミカルとか

生活習慣とかエステとか

いろいろな「アンチエイジング」の方法があるわけですけど。

(そういえばアンチエイジング学会という医学会もありますね)

そういったものは確実に失敗すると思うんですよね。

だって老化することを前提としているじゃないですか。

よくある有名な文言をもってきて話をすると

「『戦争反対』と言ってるうちは戦争はなくならない。
 なぜなら戦争があることが前提条件になっているからだ。」

というやつです。

これは潜在意識のレベルでの話で

「潜在意識は否定文を理解できない」という性質があるため

「戦争反対」という表現を用いるたびに

われわれの潜在意識は戦争状態を想像してしまうのです。

潜在意識が戦争を想像すると、それを現実化するよう働きますから

「戦争反対」という表現はむしろ戦争を助長するということになります。

これと同様に、アンチエイジングという言葉は

潜在意識に老化することを想像させるので

どんなに努力したところで必ず老化することになるでしょう。

つまりアンチエイジングは必ず失敗します。

ではどうすればいいでしょうかね?

「不老不死」という表現もダメですよね。

「私は永久不滅である」もダメです。

「私は恒久的である」は案外イケるかもしれません。

と、あれこれ考えているうちに気づきました。

日本には「常若(とこわか)」って表現があるじゃないですか。

これはけっこうよさそうですね。

さすが地球最高の精神性の日本文化ですね。

2016-07-05

ホルモン依存症の人々

ランナーズハイとかクライマーズハイという言葉がありますが

そのような“ハイ”の時にはエンドルフィンのような

脳内麻薬といわれるホルモンが通常よりも過剰に分泌されているようです。

その、異常な脳内麻薬による快感に溺れてしまったがために

その快楽を求めて再びマラソンしたり山登りしたり

という人が少なからずいるようです。

これと同様の依存症の人がアドレナリン依存の人で

極端にスリルや興奮を求める人です。

例えば車の運転で異常にスピードを出すスピード狂の人とか

あるいは、絶叫マシンがやたら好きな人とかもそうかもしれません。

もしかしたらセックス依存症とか、同時に何人とも交際しちゃう人とかも

同様になんらかのホルモン依存なのかもしれませんね。

こういう人々の恐ろしいところは

人体に本来存在するホルモンに依存しているため

たとえば覚醒剤とかのように急激な副作用を生じないし

まぁちょっと世間から外れているとはいえ

普通の社会生活を送れているように見える

というところではないでしょうか?

だから、40歳とか50歳になっても

熱心にマラソンを走って記録更新を目指している人とか

スポーツバイクにウン十万もかけて数十キロも走っている人とか

毎週のようにテーマパークに行く人とか…

自家ホルモン依存症になってるのかもしれないですね。

まぁ…一見健康的で楽しんで生きているように見えますけれど

そういう人が癌になったり、脳梗塞になって後遺症が残ったり

そうなったときに自分の生き方を見直したりするんでしょうかね…

しないんでしょうね。


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Saga of Gemini

Author:Saga of Gemini
一外科医として
今、できることを。。。

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